コイルの種類と用途
コイルとは糸状の金属をくるくると巻いたものです。その構造はばねや電磁石、フィラメントなど様々な分野で使用されています。
私たちが生活の中で何気なく使っている電化製品にも実は多くのコイルが使われています。
電源用トランス
電源トランスは数あるコイルの中でも比較的大きく、鉄心も入っているので重いのが特徴です。発電所から送られる電気は高圧で、家庭に引き込まれるまでにトランス(変圧器)を介して圧を下げます。そして家庭のコンセントに電化製品のプラグをつなぐと、今度は電源用トランスにて機器に適した電圧になるように調節します。
発電所から家庭のコンセントまで、電気はAC(交流)で送られます。これは交流だと電圧の調整が容易で、長距離を経由しても圧が下がりにくいためです。電化製品は設計時の利点からDC(直流)駆動のものが多く、プラグや電化製品の内部にAC/DCを変換する回路が組み込まれています。安全に使用するためにも、適した電源を使用するようにしましょう。
電源用トランスを含め変圧器は様々な場面で使用されています。基本的に家庭などに使われる場合は電圧を下げる目的で使用されますが、場合によっては高電圧に変換することも可能です。
アンテナコイル
AMラジオやコンポのアンテナなどに使用されるアンテナコイルは、バーアンテナを制作するために欠かせません。電波は電界と磁界両方の性質を持っていて、金属に当たると電流に変化するという特徴があります。
そのため、空芯や磁心(フェライト)にコイルを巻いて作られたバーアンテナで、電波の磁界成分を誘導(電磁誘導)し、金属でできたアンテナに当て電流に変換することによってAMラジオの音声へと変換することができるのです。
またフェライトにコイルを巻くことで磁界が発生します。その磁界は特定の方向に流れており、数字の8のような形を作ります。この磁界の流れを指向性と言い、アンテナを傾けると受信感度が変わるのは指向性によって電波の受信感度が左右されるからです。
信号用トランス
電源トランスが電圧を調整するのに対し、信号用トランスは電力の抵抗値(Ω)を調整します。ホースに水が流れるように、電力も回路が狭ければ圧が増し、抵抗が大きくなります。
抵抗が大きくなるとノイズが発生してしまうため、オーディオ機器だと音が割れてしまったり、プツプツといった雑音、音がこもるなどの音質の低下として現れます。信号用トランスは回路に合った抵抗値に電力を調整する役割があるのです。
入力トランス・中間トランス・出力トランスと主にこの三つに分けられる信号用トランスは、現在製造するメーカーは少ないですが、真空管アンプなどでは健在です。出力トランスとして使用され、音響機器から送られてきた数キロΩの電力を4〜16Ωに変換しスピーカーに送っています。
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